カメラリグってどんな製品?規格と名称を理解してDeskRigに活用しましょう!

カメラリグってどんな製品?規格と名称を理解してDeskRigに活用しましょう!

11 March 2026

 

皆様は「カメラリグ」という製品をご存じでしょうか?主に映像制作の現場で使用される機材ですが、近年ではYouTube撮影や個人制作の普及に伴い、その存在を目にする機会も増えてきました。名前は聞いたことがあっても、「具体的にどのようなものかまでは知らない」という方も多いのではないでしょうか。

今回は、DeskRigの規格にも採用されている「カメラリグ」について、少し詳しくご紹介していきます。

カメラリグがどのような製品なのか、どのような規格によって成り立っているのかを知ることで、DeskRigとの互換性をより身近に感じていただけるかと思います。

この記事で分かること

カメラリグのネジ穴の配置間隔をはじめとした寸法規格や、さまざまな拡張オプションについて知ることで、DeskRigを組み合わせるうえで役立つ基本的な知識を身につけることができます。

 

カメラリグとは?

マジックアーム付きカメラ

「カメラリグ」とは、主にカメラへ取り付けることで撮影時の安定性を高めるためのサポート機材の総称です。揺れやブレを抑えながら、用途や撮影スタイルに合わせて自由にカスタマイズできるのが特徴で、自分だけの撮影スタイルを構築できる、撮影現場でも広く活用されている製品です。



代表的なリグタイプ

カメラリグを組み合わせる際は、カメラ本体をベースに拡張していくか、ロッドをベースに構築していくかによって、選ぶ構成が大きく変わります。比較的軽量な照明やハンドルなどを取り付ける場合は、カメラに直接装着する専用ケージが用いられることが多く、より精密な操作性や高い拡張性が求められ、機材の重量が増えていく場合には、ロッドを基軸としたショルダーリグが選ばれる傾向があります。

ケージタイプ (フル・ハーフ)

カメラリグケージタイプ

ケージタイプのカメラリグは、撮影時のグリップを妨げることなくカメラ本体にしっかりとフィットするよう、専用設計が施されています。本体のデザインにも自然になじみやすく、機能性と見た目の美しさを両立したい方におすすめの製品です。

 

ロッドタイプ

ショルダーリグ

さまざまな汎用カメラリグパーツを組み合わせて構築する、15mmロッドをベースとしたカメラリグは、より高い積載性と安定性を追求したスタイルです。
取り付けられる機材の数を増やすだけでなく、肩に乗せて撮影できるショルダーモジュールなどを追加することで、撮影時のブレや揺れをより効果的に抑えることができます。
また、ケージタイプのカメラリグと組み合わせて同時にセットアップすることも可能なため、用途や撮影スタイルに合わせて、ご自身にとって扱いやすい形へ自由にカスタマイズできる点も大きな特徴です。



カメラリグに使用されるネジ

カメラリグでは、主に2種類のインチネジを使用して各パーツを接続します。これらのネジは、多くの場合六角レンチを使って締め付ける方式が採用されています。

 

UNC 1/4"-20 インチネジ

1/4"-20 インチネジ

カメラリグの接続において、最も標準的に使用されているのが UNC 1/4"-20インチネジ です。ねじ山はインチ規格のため、使用する六角レンチもインチサイズと思われがちですが、多くの場合レンチの対辺幅は 4mm のものが採用されています。

カメラ機材では広く使われていることから、「カメラネジ」と呼ばれることもあります。

 

UNC3/8"-16 インチネジ

 

UNC3/8"-16 インチネジ

 

UNC 3/8"-16インチネジ は、雲台の固定をはじめ、ARRI社が公開しているオープン規格である 3/8"-16 ARRIスロット への接続にも使用されます。

1/4"-20インチネジと比べて高い固定力を持つため、大型のリグや大きな負荷がかかる箇所で採用されることが多く、脱落を防ぐための保持機構を備えたタイプが一般的です。

 

 

カメラリグの規格寸法

カメラリグに用いられるさまざまな拡張オプションも、標準化された寸法規格に基づいて設計されています。なかでも、リグ同士を組み合わせるうえで重要となる「ネジ穴の位置」に関する寸法を知っておくことで、カメラリグはもちろん、DeskRigの構築にもより柔軟に活用することができます。

 

UNC 1/4"-20 ネジ穴の配置間隔

クランプ寸法

カメラリグでは、1/4インチネジ穴が9mm間隔で配置されている のが一般的です。この規格により、2本のネジを使った二点固定を行う際も、9mmごとに位置を調整しながら、用途に合わせた場所へ取り付けることができます。

 

2本のロッドを固定した時の間隔

デュアルクランプなどで2本のロッドを固定する場合、その間隔は 60mm が標準となっています。この規格に対応したクランプであれば自由に組み合わせることができ、カメラリグならではの高い拡張性を実現しています。



ロッドの寸法

M12スレッド穴付き15mmロッド

カメラリグで使用されるロッドの標準直径は 15mm です。デュアルクランプによる固定に用いられるほか、さまざまな拡張オプションと組み合わせることで、高い拡張性を実現しています。

 


カメラリグの拡張オプション

カメラリグには、さまざまな拡張アクセサリが用意されています。なかには独自の接続方式を採用した製品もあり、それぞれを適切に活用することで、幅広い撮影シーンに対応した構築が可能になります。それぞれの種類や仕組みを理解しておくことで、実現したい構成に対してどのような製品が必要なのかを、より明確にイメージできるようになります。

ロッドクランプ

DeskRig デュアルクランプ /DRC-01 2個入りデュアルクランプメインベース

ロッドクランプは、15mmロッドと組み合わせて使用する基本的な拡張パーツです。両側クランプや片側クランプといった固定方式の違いに加え、ロッドを保持する向きにもさまざまなバリエーションがあり、リグを拡張していくうえで重要な役割を担っています。

 

ベースプレート


ベースプレートはカメラや雲台を取り付けることができ、ロッドを軸としたカメラリグを構築する際に使用します。接地面積が広く滑り止め加工が施されているため、撮影中も高い安定性を保ち、機材のズレや振動を抑えます。



マジックアーム

両端に備えられた 1/4インチネジ によってリグや機材、アクセサリを接続できるほか、360度回転可能なギア付きの軸をノブで締め込むことで、任意の角度にしっかりと固定することができます。
アームの長さはロング・ショートの2種類から選択できるほか、ARRIスロット に対応したタイプも用意されており、用途や構成に応じて使い分けることが可能です。

 

1/4"-20 ARRIスロット

 

 


ARRI(アリ)スロット とは、ARRI社が提唱した、機材の回転やねじれを防止するためのオープン規格です。1/4"-20 ARRIスロット は、主にマジックアームなどのアクセサリや、対応するカメラリグを取り付けるために使用されます。

DeskRigにもこの規格を多数採用しており、機材配置の安定性を高めています。グラつきや意図しない回転を防ぐことで、任意の位置や角度でもしっかりと固定でき、より自由度の高いレイアウトを実現できます。


3/8"-16 ARRIスロット

DeskRig ワンサイドクランプ /OSC-01 2個入りワンサイドクランプ/OSC-01デュアルクランプ

3/8"-16 ARRIスロットは主に対応するクランプや、重量級のカメラリグを支えるハンドルなどの応力のかかる製品を保持するために使用します。締結力が強く、グラつきなどを抑えたい製品に採用されています。

 

コールドシュー

コールドシュー は、カメラリグに小型アクセサリを手軽に着脱するための接続規格です。ケージタイプのリグにあらかじめ加工されているものもあれば、画像のように後付けで追加できるタイプもあります。固定部には手締め式のノブを採用している製品が多く、振動などによって緩むことがあるため、使用時には定期的に締まり具合を確認することが大切です。

 

ロゼットギア

 

ロゼットギア は、ギア同士を噛み合わせることで、360度の任意の角度でしっかりと固定できる接続規格です。主にショルダーリグにおけるハンドルの角度調整などに用いられており、細かなポジション調整を可能にします。また、クランプと組み合わせた製品もあり、15mmロッドの角度調整にも対応しています。


アルカスイス

 


アルカスイスとは、カメラ本体と雲台の接続を簡易化するクイックリリース規格です。強力な締結力によってカメラと雲台を確実に固定できるだけでなく、クイックリリース機構により、スムーズな着脱が可能なのが特徴です。また、脱落防止機能を備えた製品も多くあり、業務用途を含む本格的なリグ構築にも使用されています。

NATOレール

NATOレール を追加することで、カメラリグ上でのスライドによる位置調整をより手軽に行えるようになります。取り付けには専用の NATOクランプ が必要となり、対応するアクセサリを素早く着脱できる点も特徴です。

カメラリグのタップ穴は 9mm間隔 で配置されていますが、NATOレールを使用することで、その間隔にとらわれることなく、機材をスライドさせながら自由に位置調整を行うことができます。



Vマウント

Vマウントは楔形のシューで対応する大容量バッテリーなどをマウントすることができます。モバイルバッテリーでは容量が心配であったり、近くに充電するコンセントなどが無い現場で便利に使用することができます。




カメラリグとDeskRigは共通規格

 


ここまでご紹介した寸法規格や各種拡張オプションは、DeskRigと共通の規格に基づいているため、相互に組み合わせて活用することができます。
DeskRig FrontBase-01 /フロントベース-01モニターアームメインベース
そのため、幅広いカメラリグ用アクセサリをDeskRigに組み合わせることで、フレームの構成や機材配置の自由度をさらに高めることができます。



まとめ

 

 

いかがでしたでしょうか。今回は、カメラリグに用いられるさまざまな拡張アクセサリや接続規格についてご紹介しました。

ぜひ今回の内容を参考に、DeskRigへカメラリグを取り入れながら、ご自身に最適なセットアップ構築にお役立てください!

 


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